災害時の知恵カップ麺は水でつくれる
災害では電気や水道、ガスなどのインフラが止まってしまうケースも少なくありません。仮にそうした状況下で孤立してしまったら、食料はどうすれば良いのでしょうか?
災害では電気や水道、ガスなどのインフラが止まってしまうケースも少なくありません。仮にそうした状況下で孤立してしまったら、食料はどうすれば良いのでしょうか?
出典: 警視庁
ラーメンだけではなく焼きそばやカップうどん、袋麺にも応用可能。やり方は以下の通りです。
粉末スープがあれば、先に入れる。
水を注ぎ、ほぐれるまで待つ。
細麺のラーメンなどの場合は15分ほど。うどんなどの場合は20分以上。
水害時には水道水や井戸水が汚染されている可能性があります。ペットボトルの水を使うなど、衛生面には十分注意して調理にあたってください。
時間はかかりますが、パスタを水に浸けて食べる方法もあります。
バットなどを使い、パスタを水に浸ける。
4時間ほど待つと「クタッ」となるため、茹でるための大量の水やガスを節約することができる。
芯をなくし、ソースと和えるために最後に炒める作業が必要。
非常用に、カセットコンロや燃料を用意しておくと良い。
家にあるソースなどを絡める。
インスタントの袋麺をそのまま食べることもできます。
袋を開けずに中身を粉々にします
袋を開けて調味料を3分の1程度入れます
口を閉じて袋を振ります
そのまま食べます
なお、調味粉を入れ過ぎると味が濃くなり、喉が渇いてしまうため注意が必要です。
水を加えるだけで食べられるようになる非常用のアルファ化米。
非常時は栄養が偏りがちなため、常温の野菜ジュースやトマトジュースを入れてつくる方法もあります。
1時間ほどで食べられるようになるそうです。
出典:警視庁「防災に備える 食べ物」を参考にBuzzFeed Japanが作成
「ローリングストック」とは、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、古いものから消費していくことで、常に家庭に一定量の食品を備蓄する方法です。
備蓄は「3日分」とも言われていますが、政府は南海トラフ巨大地震などの大規模災害を想定し、「1週間以上」の備蓄が望ましいとしています。
また、外出先に災害が起きたときのため、チョコレートや水などの「持ち歩き食品」を用意しておくことも大切です。
アルファ化米のような非常食、ガスなどが使えなくても使える日常食品や飲料水(1人1日3リットルが目安)、さらに持ち歩き用のお菓子を揃えておくなど、災害がいつでも起こり得ることを意識しながら、日常を過ごしてみてください。
出典:農林水産省「簡単!『ローリングストック』」首相官邸「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」を参考にBuzzFeed Japanが作成
2020年05月14日公開