河川洪水車で災害にあったら

過去の水害時には車に乗って避難中に「車中死」してしまうケースが起きています。災害時に車に乗っていたり車で避難する際にそうした被害を避けるためにはどうすればいいのでしょうか。

出典: 内閣府、JAFなど

目次

車で避難する際の注意点

津波から避難するためのやむを得ない場合を除いて、どんな災害でも避難のために車を使用しないのが原則です。

渋滞や事故の発生、緊急車両の通行の妨げになることがその理由。水害では水没なども懸念されるため、車による避難そのものが危険になります。

出典:内閣府「自動車で安全かつ確実に避難できる方策」(資料2)、国土交通省「避難時に注意すること

車を運転中に災害に遭い、車を置いていく際の注意点

もし、車を運転中に大きな地震などが発生した場合は、以下の3つのステップをふむ必要があります。

車を置いていく際の3つのステップ
  1. 急ブレーキは禁物。ハザードランプを付け徐々にスピードを落とし、道路の左側に停車する。
  2. エンジンを切り、揺れがおさまるまで車内にいる。
  3. 避難の必要がある場合は、車のキーはつけたままドアはロックしないで避難する。

止むを得ない場合を除き、道路に停めたままにしないことが大切です。リモコン式のキーの場合はキー本体を見えやすいところに置き、補助キーや車検証、貴重品は忘れずに持っていきましょう。

また、高速道路を走行中も同様に落ち着いて行動することが大切です。約1kmごとに非常口が設けられているため、避難時はそこを利用しましょう。

出典:警察庁「大地震が発生したときに運転者がとるべき措置」、消防庁「防災マニュアル」をもとにBuzzFeed Japanが作成

水害発生時の避難行動

水害が起きたとき車で避難することは危険なので、特別な場合を除きやめましょう。

近隣に避難所などがある場合は徒歩によるできる限り早めの避難を心がけるとともに、すでに水害が発生している状況では無理に避難をせず、自宅や頑丈な建物の上部(斜面と反対側)に避難する「垂直避難」を心がけましょう。

とはいえ運転中に大雨が降ることもあります。その際は冠水しやすい高架下や立体交差のアンダーパス、橋や川、海岸沿い、急傾斜地には近づかないことが大切です。

また、山間部を走行中に孤立してしまう可能性もあります。そうした場合のため、携帯電話の充電器や防災用品を車内にも準備しておきましょう。

出典:JAF「クルマに関する注意喚起」、「クルマ何でも質問箱」(資料1)、内閣府「避難に関する国の指導等」をもとにBuzzFeed Japanが作成

車が冠水・浸水したらエンジンはかかる?走行への影響と対処法

車は思っている以上に水に弱いもの。走行中は水の深さがわかりづらく、危険を察知できない場合があります。大雨の予報がある場合は車に乗ることを控えましょう。

  • タイヤ半分(浸水10cm):ブレーキが効きにくくなってしまいます。
  • ドアのあたり、大人の膝までつかるほどの浸水(30cm〜):車のエンジンは停止します。その場合、すぐに車外に避難する必要があります。
  • それ以上(50cm〜):車は浮き始め、流されてしまいます。また水圧や浸水でドアやパワーウインドウが開かなくなり、脱出も難しくなってしまいます。

出典:内閣府「自動車で安全かつ確実に避難できる方策」(資料1)、千葉県「津波避難計画策定指針(案)」をもとにBuzzFeed Japanが作成

車が水没した際の脱出法

もしも車が水没したり流されてしまったりしても、車は簡単には沈みません。ドアやパワーウィンドウが開かない場合、まずは落ち着いて以下のような手段を試してみましょう。

  1. まず、落ち着いてシートベルトを外す。

  2. 緊急脱出用の工具を持っている場合は、サイドガラスの四隅を割って避難する(フロントガラスは工具でも割れない)

  3. 工具がない場合は、車内に水が入って外の水位との差が小さくなったときが脱出のタイミングになる。水圧の関係でドアが開きやすくなるため。

  4. 大きく息を吸い込んで足などに力を込め、ドアを押し開けて一気に脱出する。

注意ポイント

車の窓ガラスは簡単には割れません。普段から非常用のハンマーなどを常備しておくことが大切です。

出典:JAF「クルマ何でも質問箱」(資料2)、「水没時、何を使えば窓が割れるのか?」をもとにBuzzFeed Japanが作成

水害後は、浸水した車の「発火」に注意

浸水した車は電気系統の漏電で火災が起きる危険性があります。

水が引いても浸水した車を使うことは避け、整備工場やディーラーに連絡しましょう。なお使用するまでの間、車には以下の処置をする必要があります。

  1. いきなりエンジンをかけず、ボンネットを開けて水に浸かっているか確認

  2. ボンネットを開けて水に浸かっていたら、バッテリーのマイナス側のターミナルを外す

  3. 外したターミナルがバッテリーと接触しないよう、テープで覆うなど絶縁処置をする

注意ポイント

ただし、この措置は一般車両に限られます。ハイブリッド車や電気自動車は高電圧のバッテリーを搭載しているため、むやみに触らないようにしてください。

出典:国土交通省「浸水・冠水被害を受けた車両のユーザーの方へ」をもとにBuzzFeed Japanが作成

2020年03月30日公開

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防災手帳についての免責事項

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