地震避難の判断

揺れが収まった後、間違った情報に従って行動すると危険な目にあいかねません。行動する前に必要なのは、正しい情報を得ることです。

出典: 東京都発行「東京防災」

目次

正しい情報を得る

揺れが収まった後、間違った情報に従って行動すると危険な目にあいかねません。行動する前に必要なのは、正しい情報を得ること。停電時でも聞ける電池式のラジオ(または充電式など)やテレビ、そのほかスマートフォンのラジオ・テレビ、消防署や行政のサイトなどから正しい情報を得るようにします。

SNSを活用する

TwitterやFacebookなどの SNS は貴重な情報源です。しかし災害時は、不正確なうわさや情報が流布することがあります。うわさをそのまま信じることなく、正しい情報を得るように心がけましょう。

家族の状況を確認

発災時は自分の命を守ることで精いっぱいで、自分の手や足から血が流れていたり、誰かがケガをしていても気付かない可能性があります。揺れが収まったら、一緒にいる家族同士でケガがないか、家に危険がないかを確認します。

家の内外を目視する

一緒にいる家族の状況が確認できたら、次は家の中をチェックします。火の始末はできているか、避難するための経路は確保できているか。ラジオなどの情報に耳を傾けながら、しっかりまわりの状況を目視します。

むやみに動くと危険

家の中からあわてて飛び出すと、落下物に当たって負傷する危険があります。まずは落ち着いて、家族と家の中の安全を確認。その後、周辺で危険な物・建物がないか、火災が発生していないかなどを自分の目と耳で確かめます。

近所の安否確認

家族の安否が確認できたら、隣人・近隣の住民に目を向けましょう。閉じ込められたり、下敷きになったり負傷した人などがいないか、さらに避難の手助けを必要としている人がいないかを確認。いざというときは、助け合うことが重要です。

自宅以外で安全ならその場にとどまる

地震直後は駅周辺や道路も大変混雑し、大規模火災の発生や建物の倒壊など二次災害に巻き込まれてケガを負ったり命を落とす危険も。会社や学校の安全が確認されたら、すぐに帰宅せずその場にとどまって様子をみます。地震直後の連絡方法や行動をあらかじめ家族と話し合っておきましょう。

在宅避難

在宅避難のすすめ

自宅で居住の継続ができる状況であれば、在宅避難をしましょう。避難所では、環境の変化などによって体調を崩す人もいます。事前に住宅の耐震化を行い、食料や水など必要な物を日頃から備え、可能なかぎり在宅避難できる準備を整えておくことが大切です。

ガス・電気・水道の代替

ライフラインの代替品を備えておくと安心。ガスはカセットコンロ、電灯は乾電池で作動するヘッドランプを利用します。水は日頃からペットボトルなどの水を多めに準備し、近所の「給水拠点」の確認をしておきましょう。

食料品や日用品の備え

日頃から食料や日用品を多めに買い揃え、普段生活する中で消費していく日常備蓄なら、無理なく備蓄を続けることができます。

下水道の使用方法

下水があふれ出すことがないか、自宅の排水設備が破損していないかなどを確認。道路に下水があふれるなど下水道が使用できない場合には、備蓄している携帯用(非常用)トイレや行政が用意したトイレを利用します。

出典:東京都発行 防災ブック「東京防災」42-45, 54-55ページ

2019年02月14日公開

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防災手帳についての免責事項

災害発生時には政府機関や各自治体の発表する情報にも注意を払い、必要に応じてすみやかに避難等を行ってください。必ず、他の情報と併せて状況を確認するようにお願いいたします。

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