水道断水時のトイレの使い方

ここでは、断水時のトイレの使い方を紹介します。
洋式トイレで断水していても排水ができる場合は、バケツ一杯の水で排泄物を流すことが可能です。

出典: 東京都発行「東京防災」

目次

洋式トイレ

洋式トイレで、断水していても排水ができる場合は、バケツの水で排泄物を流すことが可能。
トイレットペーパー等は流さずゴミとして捨てます。

和式トイレ

和式トイレで、断水していても排水できる場合は、排水レバーを押しながら、バケツの水を勢いよく流せば、排水されます。
トイレットペーパー等は流さずゴミとして捨てます。

出典:東京都発行「東京防災」225ページ

トイレの使用は慎重に

在宅避難で注意したいことのひとつがトイレの使用です。
排水管が壊れていないかや、下水道局などで下水道が復旧しているかを確認ができるまで、トイレは流さず、携帯トイレや簡易トイレを使いましょう。
特にマンション等の共同住宅では使用ルールの徹底を。

出典:東京都発行「東京くらし防災」157ページ

トイレの備え

携帯トイレ

断水や排水管などの損傷により水洗トイレが使えない場合に便器に取り付けたり、車の中でも使えたりするのが携帯トイレです。
袋の中に排泄し、吸収シートや凝固剤で排泄物の水分を安定させ、使用するごとに袋をしばります。
廃棄ゴミの回収までに数日かかることもあります。
携帯トイレには消臭効果があるタイプもあります。

簡易トイレ

水洗トイレが使えない場合、段ボール等を組み立てて使用します。携帯トイレと同じように排泄物は吸収シートや凝固剤で安定させるとよいです。
簡易型で持ち運びできるため、車の中やテント、あるいはパーテーションで仕切ればどこでも使えます。

排泄ゴミの目安は1日の排泄回数×人数×7日分

避難生活でトイレが使えないときは、排泄ゴミも一定期間保管する必要があります。
1週間を目安に考えた場合、1日の排泄回数×人数×7日分の排泄ゴミが発生します。
保管に当たっては衛生面を考慮して、手袋や消臭剤、凝固剤、チャック付きのポリ袋や中が見えないポリ袋などがあるとよいでしょう。

出典:東京都発行「東京防災」42ページ

2024年04月01日公開

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