水道水道の停止に備える
電気、水道、ガスといったライフラインは、大災害発生直後は停止し利用が困難になります。
飲料水は日頃からペットボトルなどの水を多めに準備し、近所の「給水拠点」の確認をしておきましょう。
電気、水道、ガスといったライフラインは、大災害発生直後は停止し利用が困難になります。
飲料水は日頃からペットボトルなどの水を多めに準備し、近所の「給水拠点」の確認をしておきましょう。
出典: 東京都発行「東京防災」
過去の経験によれば、災害発生からライフライン復旧まで1週間以上を要するケースが多くみられます。
また、災害支援物資が3日以上到着しないことや、物流機能の停止によって、1週間はスーパーマーケットやコンビニなどで食品が手に入らないことが想定されます。
このため、最低3日分~1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいといわれています。
東日本大震災(平成23年)※1 | 熊本地震(平成28年)※2 | |
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電気 | 466万戸が停電 (東北電力管内) 3日後に約80% 約3か月で復旧完了 |
48万戸が停電 約5日後に復旧完了 |
水道 | 257万戸が断水 1週間で約57% 約6か月半で復旧完了 |
45万戸が断水 1週間で約9割 約3か月半で復旧完了 |
ガス | 200万戸が供給停止 (都市ガス・LPガス) 約2か月で復旧完了 |
10万戸が供給停止 15日間で復旧完了 |
※1経済産業省「3.11の地震により東北電力で発生した広域停電の概要」(H23.9)、厚生労働省「東日本大震災水道被害状況調査報告書」(平成24年12月)、経済産業省「東北地方(被災地)のLPガス等の供給確保」「東北・関東地方の都市月等の復旧」(平成23年5月)より農林水産省作成
※2中央防災会議ワーキンググループ「熊本地震を踏まえた応急対策・生活支援策の在り方について」(平成28年12月)より農林水産省作成
給水拠点から水を運ぶときには、ポリタンクとキャリーカートがあると便利です。ペットボトルに水を入れリュックなどで運べば、悪路にも対応しやすくなります。
ポリタンクやペットボトルがない場合は、段ボール箱の中にポリ袋を敷き、底と側面を布製の粘着テープでしっかりと補強して使います。
水をポリ袋に入れて縛り、隣り合う角を結んだ風呂敷の真ん中に入れます。両サイドの結び目を二人で持つと楽に運ぶことができます。
出典:東京都発行 防災ブック「東京防災」199ページ
2019年02月14日公開