電気災害時のスマホのバッテリー節約テクとスマホ利用法

停電が起きた時、心配なのはスマートフォンのバッテリーです。電池を長持ち出させるためのテクニックと災害伝言板・SNSの安否確認利用法をご紹介します。

出典: アフロ

目次

スマホ電池節約では「液晶を暗くする」を最優先に!

大災害で停電が起きた場合、スマートフォンの充電が心配になります。当たり前ですが、基本は「スマホをできるだけ使わないこと」。スマホを使うのは最低限のメッセージだけに絞り、充電できるようになるまで長持ちさせなければなりません。

バッテリーを長持ちさせるコツは大きく分けて4つあります。

スマホバッテリー節約4つの方法
  • 基本:できるだけ使わないようにする
    動画やテレビ電話NG、メールやLINEもできるだけ少なく
  1. 省電力・バッテリーセーバー機能
    iPhoneなら低電力、Androidはバッテリーセーバーなどを有効に
  2. 液晶画面を出来るだけ暗くする設定に
    設定→画面の明るさで読めるギリギリまで暗くする
  3. アプリの通知オフ・ロック時間を短く
    家族のLINE・メール以外は全アプリ通知オフ。自動ロック最短に
  4. 圏外なら機内モード・Wi-Fiで
    携帯ネットワークが止まったら電池節約のため機内モードに

1. 省電力モードをオンにする

ほとんどのスマホには電力の消費を抑える機能があります。iPhoneでは「低電力モード」、Androidには「バッテリーセーバー」というモードがあります。このモードをオンにすると、バックグラウンドでの活動(アプリの更新・メール受信など)をしなくなるため消費電力を抑えることができるのです。
災害が起きたら、まずはこの省電力モードをオンにしましょう。

2. 液晶画面をできるだけ暗くする設定に

次はスマホの液晶をできるだけ暗くすること。実はスマホのバッテリーをもっとも使うのは液晶画面です。液晶を暗くすること。できるだけ点灯させないことで消費電力を抑えることができます。設定→画面の明るさなどで、スライドバーを下げできるだけ暗くします。暗い場所で使うことを心がけ、最低の明るさにするのが理想です。これで電池の保ちが大幅に延びます。

3. アプリ通知を切る・ロック時間を短くする

次はアプリの通知を切ること。通知で画面が明るくなることを避けるためです(電波を使わない効果もあります)。全アプリの通知をオフにするのが理想ですが、家族と恋人のLINEだけ通知を有効にしてもいいでしょう。
次にロックまでの時間(スタンバイまでの時間)を短くします。これも液晶点灯時間を短くするためです。


アプリ通知オフでスマホ電池節約

4. 圏外になったら機内モードにする

停電が長く続く場合、携帯電話サービス自体が止まる可能性があります。サービスが止まって「圏外」になると、スマホは最大出力で電波を探すため、バッテリーを大きく消費します。圏外になったら「機内モード」にしてください。もし利用できるWi-Fiがあるなら、Wi-Fiで接続するようにしましょう。


圏外になったら機内モードに

携帯電話サービス自体が止まる可能性も考える

2018年9月に発生した北海道胆振東部地震では、停電のために多くの地域で携帯電話サービスが止まりました。携帯電話サービスが止まる=スマホが使えなくなる事態は2つ考えられます。

1. 混雑のため通話制限をしている(輻輳)

災害が起きると電話が集中し、非常通話などに影響があります。そこで携帯電話会社では一般の通話に「通話制限」をかけ、非常通話を優先する処置をとります。電話が繋がりにくくなったら音声電話は避けて、メール・LINE・Twitterなどで連絡を取るようにしましょう。

2. 基地局などの設備が崩壊、停電で非常用電源も切れる

もっとも怖いのは停電です。多くの携帯電話基地局は非常用電源がありますが、長く保つものではありません。そのため当初は接続できていても、被災後数時間から半日程度たってからサービスが止まることがあります。また物理的に基地局が破壊されていた場合、復旧には時間がかかるでしょう。

災害伝言板・SNSで安否情報を入れておこう

このことを踏まえて、被災地でまずやるべきは「安否情報の登録」です。携帯電話各社の災害伝言板、NTTの災害伝言板、SNSで「自分が無事でどこにいる」ということを登録してください。

携帯各社の災害伝言板

電話番号で安否情報を登録・確認できます。

固定電話などNTT災害伝言板(Web171)

ネットからの登録が可能。電話番号で登録・確認できます。

NTT東西 災害伝言板(web171)

Google・Facebookでの安否情報登録

Googleパーソンファインダー

(氏名と電話番号で登録・確認)

Facebook災害支援ハブ

災害に備えて予備バッテリーなどを入手しておこう

モバイルバッテリー
1万-2万mAh(ミリアンペアアワー)程度ののモバイルバッテリーを購入。乾電池式は長時間使えないので注意
シガープラグ充電
クルマで充電できるシガープラグ→USBの充電アダプターを入手しておく。スマホやモバイルバッテリーの充電に便利
安否情報登録の練習
災害伝言板(NTT東西と携帯電話会社)、災害伝言ダイヤルの使い方を見ておく。家族との連絡手段を決めておく(メールorLINE)
できれば防水スマホ
台風や水害時はスマートフォンが防水対応だと安心できる。次の機種変更では防水機能を重視して選びたい

災害に備えてスマホの準備をしておきましょう。

ぜひとも欲しいのは予備のモバイルバッテリーです。スマホを数回充電できる大容量(1~2万mAh)のバッテリーを手元におき、時々充電しておくこと。ネット通販で3~5千円程度で入手できますから、必ず準備しておいてください。

またクルマで充電できるシガープラグも必需品です。クルマを持っていない人で、緊急時に役立つので防災リュックにシガープラグ→USBの充電プラグを入れておきましょう。
できれば安否情報の登録方法もリハーサルしておきたいもの。使い方に目を通した上で、遠方に住む家族・親戚などにいざという時の安否情報登録方法を伝えておくといいでしょう。
家族との連絡手段は多いほど役に立ちます。1つのサービスがダウンしても、他の方法で連絡がとれるためです。LINEやメール・SNSなど複数の連絡手段を用意しておくべきです。
そして理想は「防水スマホ」を持つこと。水害では防水スマホが役に立ったという声がありました。今後機種変更する際には、防水スマホを検討してください。

災害対策は事前の準備が大切です。スマホは災害時に重要な連絡手段になりますから、家族全員でモバイルバッテリーなどの準備をしておきましょう。

出典:三上洋 | ITジャーナリスト

2019年07月01日公開

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