災害時の知恵消防機器の使い方

震災時は初期消火が重要になります。ここでは消火器や消火栓など、消防機器の正しい使い方をご紹介します。

出典: 東京都発行「東京防災」

消火器の使い方

  1. まずは火元を確認。逃げ口を背にします。

  2. 消火器の上部についている安全ピンを抜きます。

  3. ノズルを手に持って、放射口を燃えている部分に向けます。

  4. バーを握って火元に直接消火剤を放射します。

炎が天井に達したら、消火をやめて避難します。

屋内消火栓の使い方

一号消火栓は複数人での操作が基本です。ここでは2人で操作することを想定しています。

  1. 起動ボタンを押して赤色表示灯が点滅すると、ポンプが起動します。

  2. 消火栓の扉を開き、ホースを延長します。

  3. もうひとりが開閉バルブを開きます。

  4. 火元に向けて放水します。

スタンドパイプの使い方

道路上の消火栓や排水栓を使う消火器具です。使用には、事前訓練が必要です。
消防車が入れない狭い路地等で有効です。

  1. まず、消火栓かぎを差し込み、腰を低くしてふたを開けます。

  2. パイプを放口に結合。スピンドルドライバーを回して出水確認後、パイプに結合したホースを延長します。

  3. ホースにノズルを結合。「カチッ」と音がするまでしっかりと差し込みます。

  4. ホースをまっすぐに伸ばし、合図をして放水します。ノズルは目標に向け、腰の位置でしっかりと保持します。

可搬式消防ポンプの使い方

人力でも十分搬送できる大きさの消防用ポンプ。複数人での操作が基本。使用には事前訓練が必要です。

  1. ドレンコックと放口バルブを閉め、吸水管をポンプ吸水口に取り付けます。

  2. 吸水管を防火水槽やプールなどに投入します。

  3. ポンプを起動し、吐き出し口にホースを接続して火元まで延長します。

  4. 火元に向けて放水します。

出典:東京都発行「東京防災」227-230ページ

2024年04月01日公開

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