応急傷病者の体位管理

災害時に負傷した人が適切な体位を維持することは、呼吸や血液循環を確保し、症状の悪化を防ぐ上で重要です。
傷病者が最も楽だと感じる体位を確保し、安静を保ちましょう。

出典: 東京都発行「東京防災」

基本は仰向けに寝かせる

傷病者に楽な姿勢を取らせ、衣服やベルトなどを静かに緩めます。
揺れが収まったら、一緒にいる家族同士でケガがないか、家に危険がないかを確認します。

嘔吐や背中にケガ

顔を横向きにして、うつぶせ。吐いた物がのどに詰まらないように注意します。

頭にケガ、呼吸が苦しい

仰向けに寝かせ、クッション等で上半身を少し起こしておきます。

腹痛や腹部にケガ

クッション等で上体を起こし、ひざの下にもクッションを当ててひざを立てます。

呼吸や胸が苦しい

脚を伸ばして座らせ、脚と胸の間にクッション等を挟み、上半身をあずけます。

呼吸はあるが意識がない

気道を確保するために、横向きにして上の脚のひざを90度に曲げて寝かせます。

出典:東京都発行「東京防災」220ページ

2024年04月01日公開

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