土砂災害土砂災害の知識と備え

土砂災害警戒情報が発表されたときは、自治体からの避難に関する情報や、周囲の状況、雨の降り方などに注意しましょう。
あらかじめ土砂災害のハザードマップなどをチェックしておきましょう。

出典: アフロ

目次

土砂災害発生の危険性を知り、自治体が発令する避難情報に注意しましょう。
気象庁では、土砂災害発生の危険性を伝える情報を発表しています。

  • 大雨警報
  • 土砂災害警戒情報
  • 土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)
  • 全国の避難情報

大雨警報

大雨によって重大な災害が発生するおそれがあることを警告します。

重大な災害が発生するおそれが著しく大きい場合に発表される「特別警報」は、発表された段階で命の危険が差し迫った状況になっていることも。
特別警報の発表を待つのではなく、警報が発表された時点で身の安全を図るようにする。

土砂災害警戒情報

土砂災害警戒情報は、大雨警報が発表されている状況で、土砂災害発生の危険度がさらに高まったときに、都道府県と気象庁が共同で発表します。

全国の警報・注意報
(大雨警報の発表状況を確認できる)

土砂災害警戒情報が発表されたら
土砂災害危険箇所・土砂災害警戒区域などにお住まいの方は、特に早めの避難が重要です。土砂災害警戒情報が発表されたときは、自治体からの避難に関する情報や、周囲の状況、雨の降り方などに注意し、危険を感じたらすぐに避難してください。
激しい雨や暴風のために屋外に出るとかえって危険な場合には、頑丈な建物の2階以上で、がけや沢筋からなるべく離れた部屋に退避することも有効です。

出典:レスキューナウ

土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)

急傾斜地や渓流の付近など、土砂災害によって命が脅かされる危険性が認められる場所は、都道府県が土砂災害警戒区域等に指定しています。
土砂災害警戒区域等にある家屋などでは、次のように、自治体の避難情報とともに「大雨警戒レベルマップ」も参考に、早めの安全確保行動を心がけることが大切です。

  • 1km四方ごとに土砂災害発生の危険度を5段階で表示
  • 避難にかかる時間を考慮して、危険度の判定には2時間先まで予想されている
危険度避難行動
災害切迫 命に危険が及ぶ土砂災害がすでに発生していてもおかしくない極めて危険な状況。
この段階の前に避難を完了しておく。
危険 速やかに土砂災害警戒区域等の外の少しでも安全な場所へ避難する。
警戒 土砂災害警戒区域等の少しでも安全な場所へ避難する。
高齢者等は速やかに避難する。
注意 ハザードマップ等により避難行動を確認する。
今後の情報や周囲の状況、雨の降り方に留意する。
基準未満 今後の情報や周囲の状況、雨の降り方に留意する。

出典:気象庁「土砂災害警戒情報・土砂キキクル(大雨警報(土砂災害)の危険度分布)

大雨警戒レベルマップ

自治体が発令する避難情報に注意する

防災行政無線のほか、自治体のホームページや防災メールなどで確認できます。
特に土砂災害警戒区域・危険箇所等にお住まいの方は、避難準備の段階から自発的な避難の開始が重要です。

全国の避難情報
(各地の避難情報の発令状況が確認できる)

普段から土砂災害危険度の確認を!

がけや渓流の付近など、土砂災害発生のおそれのある場所は、都道府県が土砂災害危険箇所や土砂災害警戒区域などに指定しています。

土砂災害のハザードマップなどを参照して、お住いの場所が土砂災害危険箇所・土砂災害警戒区域などに当たるかどうか、あらかじめ確認しておくことが大切です。

国土交通省
「各都道府県が公開している土砂災害危険箇所と土砂災害警戒区域」(外部サイト)

出典:レスキューナウ

2019年02月14日公開

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防災手帳についての免責事項

災害発生時には政府機関や各自治体の発表する情報にも注意を払い、必要に応じてすみやかに避難等を行ってください。必ず、他の情報と併せて状況を確認するようにお願いいたします。

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