火山知識と備え

火山噴火に対する対策はまず、行政機関等が作成した火山ハザードマップの確認です。
噴火警戒レベルを知り、火山活動の歴史を学んでおきましょう。

出典: アフロ

目次

ハザードマップを確認する

  • 自治体では、災害によって想定される被害の範囲などをまとめたハザードマップを作成している。
  • 火山では、噴火に伴う噴石や火山灰の噴出のほか、溶岩の流出、火砕流、また降雨時の土石流などさまざまな要因による災害が想定され、災害ごとに影響範囲が異なる。
  • ハザードマップを見ながら、噴火の状況によって自分のいる場所ではどのような危険性が高いのかを把握し、安全な避難経路を確認しておく。

ハザードマップを確認する

火山活動の歴史を学ぶ

  • 溶岩を流しやすい火山、火砕流を発生させやすい火山など、それぞれ特徴的な噴火形式がある。
  • 過去の噴火記録やその噴火でどのような災害が発生したかを知ることは、火山を理解し、災害を防ぐ上で非常に役立つ情報となる。

非常持ち出し袋の中身を確認する

  • 居住地域近くに火山がある方(特にハザードマップで避難対象地域に含まれている方)は、突然の避難にそなえて、非常持ち出し袋をすぐに持ち出せるよう準備する。
  • 袋の中身も定期的に点検し、電池が切れていたり食料の消費期限が切れていたりした場合には、新しいものに交換する。
  • 特に食料や飲料水は消費期限をそろえることで効率的な管理ができる。

防災用品を確認する

火山へ入山する際は登山計画書を提出する

  • 登山の際には、入山までに必ず登山計画書(登山届)を提出する。
  • 登山計画書の提出によって、万が一遭難した場合でも、山のどの辺りで何人が遭難したかを推定でき、捜索が迅速に行いやすくなる。
  • 登山計画書の提出は、登る山の所轄警察署のほか、登山口の施設や駅などに設置された専用のポストへの投函(とうかん)などがある。
  • 他に、緊急連絡先となる家族、友人、職場などにもコピーを渡しておくようにする。

出典: レスキューナウ

安全に降灰の除去作業を行うために

  • 防塵マスクとゴーグルかメガネを着用
    除去作業を行うときは、しっかりとした防塵マスクを常に着用しましょう。また、目への刺激を防ぐため、コンタクトレンズを使わずにゴーグルまたはメガネを着用しましょう。
  • 屋根は人が乗っても大丈夫か確認
    やむを得ず屋根の火山灰を除去するときには、人が乗っても大丈夫かどうか確かめてから始めましょう。
  • 火山灰は滑りやすいので注意
    はしごや屋根の上は、表面が火山灰でとても滑りやすくなっているので、注意しましょう。
    はしごはしっかりと固定しましょう。命綱とヘルメットを着用しましょう。
    作業は家族、となり近所にも声をかけて2人以上で行いましょう。
  • 下水に流さない
    火山灰は雨どいや下水に詰まりやすいので、流さないようにしましょう。

火山灰は、噴火の勢いで、溶岩が粉々に砕けたものです。小さな石粒の集まりなので一つ一つはとても固く、しかも、とげとげしています。そのため、目や肺に傷をつけることがあります。

出典: 首相官邸ホームページ

2019年04月18日公開

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災害発生時には政府機関や各自治体の発表する情報にも注意を払い、必要に応じてすみやかに避難等を行ってください。必ず、他の情報と併せて状況を確認するようにお願いいたします。

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