内水氾濫高層マンションにお住まいの方の備え

近年、都市部を中心に増加傾向にあるタワーマンション。災害に強いと言われていましたが、ライフラインやエレベーターの途絶など、思わぬ危険性も。対策をまとめました。

出典: BuzzFeed Japan

目次

高層マンション、災害時はどうなる?

地震に強いとされるタワーマンション(高層マンション)ですが、油断は禁物です。大きな地震では高層階であればあるほど、揺れが大きくなる傾向があります。

免震・耐震構造であっても、東日本大震災のように揺れの周期が長い「長周期地震動」などでは立ってられないほどの揺れが数分間続くことも。

これにより部屋では大きな家具が動いて倒れたり、ガラスが破損するなどの被害が出る危険性があります。

エレベーターが停止、ライフラインが...

地震が起きるとエレベーターは自動的に停止してしまいます。階段しか使うことができなくなるのです。

復旧に時間を要することから、この間特に高層階の居住者や高齢者などが「生活困難者」になってしまうのです。東日本大震災では、復旧に半年以上かかったケースも。

また、電気やガス、水道などのライフラインへの影響が長引けば生活に大きな影響が出てしまいます。

セキュリティシステムが使えなくなったり、ゴミ捨て場の管理状況が悪化したりするなど、タワーマンション特有の問題も起きてしまいます。

豪雨でも同じ被害が

こうした被害は地震だけで起きることではありません。

台風などの豪雨災害では地下にある電源設備が浸水し、同様の被害が出る可能性があります。

実際に2019年の台風19号では、川崎市のマンションで浸水被害が発生し電気や水道などのライフラインが1週間以上にわたって途絶しました。

トイレを流すのはNG!

高層マンションで停電が起きると、ポンプが使えなくなることからトイレの排水ができず使えなくなってしまいます。
また、断水していなかったとしても、排水管が損傷していたり、通常の排水ができなくなったりして上層階の住民が流した汚水があふれたり逆流したりする被害が出る可能性があります。
災害後は復旧が確認できるまで「トイレに水を流さない」ことが大切です。

もしものときの対策は?

こうしたマンション特有の被害が起きたときのためにできる対策は以下の通りです。

家具類の転倒防止

転倒防止器具やL字金具でタンスや棚の転倒を防ぐ

食器棚などの扉が開かないよう止め金具を設置する

ガラスに飛散防止フィルムを貼る

食料・飲料水の備蓄

最低3日、できれば1週間分食糧や飲料水を備蓄する

日頃から食材などを多めに用意しておく(ローリングストック)

日用品も備蓄しておく

トイレや生活用水の確保

断水に備え普段から浴槽などに生活用水を貯めておく

小さな子どもがいるご家庭は溺れるおそれがあり危険です。浴槽への転落・溺水対策をしっかり行うか、他の手段で水を確保する方法を考えましょう。

水がなくても使用できる簡易トイレを備蓄する

こうした各家庭での備えに加え普段から管理組合などの自主防災組織をつくりマニュアルをつくることも大切です。

出典:東京都発行 防災ブック「東京防災」240ページ、東京都品川区「高層マンション防災の手引き」東京都中央区「備えて安心!マンション防災」国土交通省「令和元年台風第19号による被害等」を参考にBuzzFeed Japanが作成

2020年05月25日公開

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