地震南海トラフ地震の基礎知識

近い将来起きる可能性のあるの地震の1つとして「南海トラフ地震」があります。基本的なことを知って、いざという時に備えましょう。

目次

南海トラフ地震って何? なぜ危険?

駿河湾から遠州灘、熊野灘、紀伊半島の南側の海域及び土佐湾を経て日向灘沖までのフィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形を形成する区域を「南海トラフ」といいます。

南海トラフ地震は、概ね100~150年間隔で繰り返し発生しており、前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきています。

出典:気象庁ホームページ

南海トラフ地震 歴史と特徴(13世紀以降) Yahoo!ニュース オリジナル 監修:気象庁 1361年 正平(康安)東海地震・正平(康安)南海地震、1498年 明応地震、1605年 慶長地震、1707年 宝永地震、1854年 安政東海地震・安政南海地震、1944年 昭和東南海地震、1946年 昭和南海地震 約100年〜150年間隔で繰り返し大規模地震が発生、前回の発生から約80年が経過

一度で終わらない地震 時間差で巨大地震が発生する可能性がある

南海トラフ沿いでは、1854年の安政東海地震・安政南海地震が約32時間の間隔を置いて発生した事例や、1944年の昭和東南海地震・1946年の昭和南海地震が約2年間の間隔を置いて発生した事例など、時間差で巨大地震が発生した事例が知られています。

今後も同様の事象が発生する可能性があるため、南海トラフ沿いで一度地震が発生した場合には注意が必要です。

出典:気象庁ホームページ

南海トラフ地震 揺れ方の特徴 Yahoo!ニュース オリジナル 監修:気象庁 1707年:一度で全域が強く揺れた。1854年:東側で強く揺れた約32時間後西側でも強い揺れ。1944年→1946年:東側で強く揺れた約2年後西側でも強い揺れ

想定される被災地域や被害の大きさは?

被害想定によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。

出典:気象庁ホームページ

2023年12月11日公開

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